「どうして、東京じゃなくて、新潟にお店を出したんですか?」
と、聞くお客さまは多い。
もちろん、自分の生まれた場所だから…ということもあるけれど、
お店を始める前に、
「新潟が好きで、この地にいつか貢献したい」なんて、大きな目標を掲げたことも理由の一つ。
実際、この目標は大きすぎて、
まだまだ達成するには至らないけれど。
先日行った、栃木(那須~益子)旅行では、そんな自分の志が揺さぶられた。
緑深い益子の山に建つその店は、
流行に流されず…
ブレがなく…
「良いものは良い」という基本的な考えにしっかり足をついて…
民芸の伝統と共存する。
地域に尽力し、土地の繁栄に貢献…自分が目指しているのは、こんなに大変なことなんだと、
ショックを受けた。
同じことを新潟でできるかと言われると、正直わからない。
けれど、今自分にできること、これから自分がしなければいけないことを、
たくさんたくさん考えさせられた。
あの旅が自分のターニングポイントだったと、
いつか言える日がくるでしょうか。